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2004.11.20

北朝鮮問題の総合的戦略

 そろそろ腹を括って戦うべきときが来ているのではないでしょうか。
 北朝鮮のことです。

北朝鮮の態度は高圧的だった

日朝協議の詳細判明 北、国交正常化へ高圧的態度 日本側は終始防戦

 平壌で先週、開かれた日本人拉致問題に関する日朝実務者協議の詳細なやりとりが十九日、政府の内部資料から明らかになった。北朝鮮側は高圧的に拉致問題の幕引きと、国交正常化交渉の再開を迫っているのに対し、日本側は終始防戦に追われ、「北朝鮮なりに努力がみられた」とする外務省の説明と、協議の実態とはかけ離れていることが浮き彫りになった。(産経新聞)
gooニュース

 そもそも拉致は明らかに国家ぐるみの工作であって、北朝鮮の独裁体制を考えれば、それを指揮したのは金正日国防委員長以外にはありえないわけです。その金正日体制の北朝鮮政府を相手にいくら通常の「外交交渉」をしたところで、拉致問題の抜本的解決など到底できるわけがありません。
 非人道的な現行の独裁政権は、最終的には「瓦解」に追い込む必要があると考えるべきでしょう。
 問題はどのようにして政権を瓦解させるか、そしてその後にどのようにして民主的な国家体制として「復興」させるのか、という「総合的戦略」にあると思います。
 とりあえず北朝鮮が認めていた拉致被害者と家族を無事に帰国させることができました。
 ブッシュ大統領が再選され、今後4年間のアメリカの体制も確定しました。
 となれば、これはもうそろそろ動くべきときではないかと思うわけです。
 その時には、当然、日本の経済制裁は行うべきだと思いますが、しかし、日本が単独でそれだけをやっても仕方がない。
 重要なのは総合的戦略です。
 イラクのように世界の警察を自認するアメリカに単独行動をさせてはいけない。
 しかも、この問題では日本は明らかな当事者なのです。
 日米を機軸に総合戦略を組み立て、それに韓中露、そして国連を絡めながら、動いていく必要があると考えます。
 手法は色々とあると思いますが、基本的には経済制裁で体制を瓦解させることができるだろうと思います。
 もちろん、核とミサイルには十分な注意が必要です。
 しかし、その上で、ある程度のリスクは、もう腹を括ってかかるしかない。
 ならず者国家の珍妙な脅しにいつまでも世界が振り回されつづけるわけにはいかないのです。

 ブッシュ大統領とは盟友関係にあるとされる小泉総理ですが、願わくばブッシュ大統領との戦略対話を実現し、早々に総合戦略の立案と実行に取り掛かって欲しい。
 小泉総理が歴史に名を残すことに腐心するのであれば、それはなし崩し的な国交正常化ではなく、このような「瓦解→復興」のプログラムにこそ力を注ぐべきだと、わたしは思います。

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Comments

トラックバック有難うございます。
貴兄のご意見は、自分の物と大変近いように感じます。
これからも宜しくお願い申し上げます。

失礼ですが、リンク頂いて行きます。それでは、御免仕ります。

Posted by: | 2004.11.20 at 08:12 PM

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