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2004.07.19

【実録奮戦記「一般教養」Part 3】経済のキホンを学ぼう

 サラリーマンの学び舎との連動記事。 今回は、一般教養です。



 新聞に出てくる経済用語で、いくら『知恵蔵』などで語意を調べてみても、なかなか意味を理解することができないものがあったりします。
 それが、高度な専門用語なら仕方がないことなのですが、実は必ずしもそういうわけではないのです。
 実は、意外と経済のキホンが分かっていなかったりするのです。
 キホン的な仕組みが分かっていないから、それを土台にした個別の用語や事象を理解することができない、ということが実はすごく多いのです。

 例えば、「円高・ドル安」の意味って本当のところ、理解できていますか?
 「日銀」の役割とか、「金利」や「物価」、「株価」や「景気」の基本的な構造って説明できますか?
 「バブル経済」がどういう構造のものだったのかキチンと説明できますか?
 「ゼロ金利政策」、「量的緩和政策」がどういうものだか説明できますか?

 わたしは、経済学部を卒業しているのですが、恥ずかしい話、まったく分かっていませんでした。
 キホンが分かっていないのに、個々の用語だけを調べていても、確かにそれでは理解できるハズがありません。
 これは一度、経済のキホンから学んでおく必要がある、というわけです。

cover 『経済のニュースがよくわかかる本(日本経済編)』

細野真宏 (著)
出版社: 小学館

 さて、そういうわけで、『経済のニュースがよくわかる本』を読みました。
 さすがにベストセラーだけあって、非常に素晴らしい本でした。
 まず、読みやすい。
 さすがに、”小学生でも分かる”というだけのことはあります。
 そして、おもしろい。
 この本の何がおもしろいのかというと、ひとつだけ挙げるとすれば、わたしは真っ先にリアリティということを言いたい。
 いわゆる経済学の入門書のようなものとはまったく違います。
 ”経済のニュースがよくわかる”というのが本の趣旨ですから、「デフレ」であったり「量的緩和政策」であったり、”最先端の経済”が、キチンと分かりやすく解説されています。
 また、現在の経済状況を考える上で、避けて通ることの出来ない「バブル経済」というものがどういうものであったのか。また、「マネー経済」の拡大が何をもたらしているのか(⇒このテーマは、『世界経済編』で本格的に書かれています)などなど、扱われているテーマがリアリティに満ちている。それでいて、”小学生でも分かる”、と。

 まったく、目からウロコとはこのことです。
 そういうわけですので、この本は本当にオススメです。
 ”経済通”を自認しているような方も、おもしろ半分でもいいので、ぜひ一度読んでみてください。
 分かっているようで意外に分かっていなかったようなことが、
「あれは、そういうことだったのか!」
 なんて、ズバっと氷解してしまうかも知れません。
 この本は、そういう本ですから。

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2004.07.15

那須高原に行く

 7月13日から14日にかけて、1泊2日で那須高原に行ってきました。
 連日猛暑が続いていますが、高原は涼しくて快適そのもの。
 木々の緑。おいしい空気。快適なホテル。緑に囲まれた露天風呂(温泉)。牧場。
 都会の喧騒を忘れて、すっかり癒されてきました。
 オフシーズンの平日だったので道もホテルも空いていたのが良かったですね。200407131700.jpg

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2004.07.11

国会と年金とプロ野球の改革を考えてみる

 今日は参議院選挙です。
 皆さんちゃんと投票に行っているのでしょうか、お店は閑古鳥が鳴いております(泣)。
 出勤前に見たテレビには朝から木村剛氏が出ていました。
 番組は「報道2001」。
 てっきり参院選かと思いきや、テーマは「近鉄・オリックス合併問題」でした。
 そこで今日は、参院のおかれている「国会」の問題、参院選の争点となっている「年金」問題、そして「プロ野球」問題の3つについて考えてみたいと思います。

 さて、3つの問題について考える前に、まず、国会の改革として一部で議論されている一院制について触れておきます。
 参院選の最中ではありますが、今、参院はその存在意義を問われています。
 これは、現行の強すぎる参議院の権限が、国会の意思決定に大きなジレンマを生むような構造になっているからです。

◆衆院再可決、実際は困難
 重要法案をめぐる参院での攻防が激化するのは、参院が否決すれば、成立が事実上、阻止されるからだ。
 法案の議決に関して、第二院(上院)たる参院の権限は強い。ここに日本の二院制の特徴がある。
 憲法は、「衆議院の優越」を認めていて、首相の指名、予算案の議決、条約締結の承認については、一定の手続きを経て、衆院の議決を国会の議決とすることを定めている。内閣に対する信任・不信任の決議権も、衆院だけが持っている。
 法案についても、衆院で可決した法案を参院が否決した場合、衆院は出席議員の3分の2以上の多数で再可決すれば法案を成立させることができる。
 しかし、この「3分の2」というハードルが問題である。参院で過半数に満たない与党が衆院では3分の2以上の議席を確保しているという状況は、実際上、なかなか考えにくい。現実問題としては、衆院には、参院の反対を押し切ってまで法案を成立させる力は、ほとんどないといえる。
[ワイド時典]参議院 : 企画・特集 : 参院選2004 : 選挙 : YOMIURI ON-LINEより

 そこで、一院制という議論になるわけですが、まだこの議論は端緒についたばかりでまったく深まってはいません。

 さて、このことをおさえておいていただきまして、下の表をご覧下さい。
 これは、「国会」、「年金」、「プロ野球」の3つの問題の共通点などをざっくりまとめてみたものです。

テーマ 国会 年金 プロ野球
一元化が検討されているが 一院制 公的年金の一元化 1リーグ制
問題はもっと根深く、議論は深まっていない 一院制の議論も結構だが、それよりも全体の抜本的な見直し、議論が必要 一元化の議論も結構だが、それよりも全体の抜本的な見直し、議論が必要 1リーグ制の議論も結構だが、それよりも全体の抜本的な見直し、議論が必要
本来、誰の為のものであるべきか 国民 国民 ファン
しかし実際には私物化がされている 議員と一部の既得権者 役人(とりわけ社会保険庁) オーナー
制度上の不公平がある 一票の格差 議員年金の優遇。共済年金と厚生年金の運用先の差別。などなど 放送権、資金、選手の一極集中。セ・パの格差
制度が破綻している 財政赤字 保険料の赤字。将来の給付財源の枯渇 大半の球団が赤字経営
制度自体の信用が失墜している 投票率の低下 国民年金の未納 人気低迷

 どうでしょう?
 驚くほど構造が似ていると思いませんか?
 旧態依然としたシステムが機能不全に陥ってしまったという点。本来の主人公である国民や野球ファンから機構や制度が乖離してしまっているという点など、これはまさにニッポン共通の構造問題なのだと思います。
 三菱自動車のような問題企業や、カネボウなど経営破綻した大企業も、構造は同じで、おそらくこの表にそのまま当てはまってしまうと思います。

 一番の問題は、抜本的な構造改革が必要なのに、本来の主人公である国民や野球ファンが不在のまま、与党や球団オーナーのご都合主義的な小手先の改革でごまかされてしまっているということです。
 では、どうすれば良いのか?
 これは、もう、本来の主人公である国民やプロ野球ファンの手に国会や年金、あるいはプロ野球を取り戻すしかない。
 まずは、わたしたち一人一人が、然るべく物を言っていくことなのだと思います。
 ブログは個人の発言手段として非常に優れていますので、ブログを使っての意思表示というのも1つの手段として有用です。
 しかし、なんと言っても、国民のもっとも重要な意思表示は選挙です。
 有権者は投票場へ行ってその意志表示をしっかりと示すべきだと思います。
 よく、投票は国民の義務と言う人がいますが、選挙権は権利です。
 権利であるものをわざわざ義務だと強いるよりは、わたしはその権利の意義や素晴らしさを周知していく方がより真っ当で現実的でもあると思っています。

 参院選の結果によっては、参院のみ与野党が逆転してしまい、国会決議においてジレンマを生じてしまうという問題に突き当たってしまいますが、わたしはそれならそれで仕方がないと思います。
 それで、国会運営が機能不全になるようなら、衆院を解散し、総選挙をするしかないんです。
 つまり、現行の制度においては、参院選も間接的に政権選択をするものだと、わたしは思っています。

(ただし、将来的には、安定した国会運営を担保するために、衆院再可決を現行の「3分の2」以上から、過半数に改正するべきだと、わたしは思っています)

 最後に、プロ野球のことにも触れておきます。
 プロ野球には選挙制度などはありませんから、ファンはどのように意思表示すればいいのでしょうか?
 わたしは、最終的には、選手とファンが結束してストを断行することじゃないかと思っています。
 ナベツネ氏の無礼発言とかを考えると、もうそういう方向しかないんじゃないかな、と。

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2004.07.08

【実録奮戦記「速読」Part 3】継続が力…しかし、それが難しい

 またまた、サラリーマンの学び舎との連動記事。速読講座の続きです。



 速読講座を始めて早くも3ヶ月近く経ちました。
 カリキュラムの進捗状況ですが、ようやっとプログラムⅡが終わったところです。
 情けない話、進み具合はまったく芳しくありません。
 やっぱり、「筋トレ」みたいなものですから、本当は間隔を空けずに毎日コツコツと続けていくことが大事なんですが、これが現時点までのところは全然ダメだったわけです。

 さて、トレーニングを始めてからの読字数の推移ですが、


04/16 プログラム0    : 765字/分

04/21 第1回進度確認テスト: 798字/分

07/08 第2回進度確認テスト:1280字/分

 以上の通りです。
 少しずつですが一応向上しています。これは、プログラムⅡの倍速読書トレーニングのおかげです。
 初めのうちは、倍速読書についていけず、ひいひい言っていたのですが、やっていくうちにだんだん速く読むコツのようなものが体感できてきました。
 考えてみると、今までは文章を読むとき、本当は字面を見るだけで読み取れるはずなのに、必ず頭の中で「音読」して読んでいました。
 ところが、倍速読書だとその「音読」をしている暇がない。自然と字面を見るだけで読み取っていかざるを得なくなるというわけです。
 しかしながら、どうしても「音読」で言葉を反芻して理解していく癖がついてしまっていて、それに慣れ親しんでいるので、字面を見るだけでどんどん送っていってしまうと、なかなか「音読」と同じレベルの理解度を得ることができない。また、スピードを上げていくとなかなか頭の中に入ってこない。
 と、このへんは、ダイナミックに読み取る力であったり、言葉をイメージする力であったり、もろもろの基礎力を鍛えていくことで、理解度とスピードを向上していくことができそうだと、改めて各トレーニングの意義を思い知らされました。

 そんなわけで、確かな手応えを得て、それぞれのトレーニングの必要性を実感として掴んだプログラムⅡだったのですが、途中で何度か大きなブランクを空けてしまい、全15回のトレーニングを終えるまでに2ヶ月半という時間がかかってしまいました。
 読字数は確かに伸びたのですが、決して満足いくようなものではありませんでした。
 やはり、もっと連続してトレーニングをしていかないといけない、と。
 これから、プログラムⅢに進むわけですが、これからは毎日着実に取り組んでいこうと気持ちを新たに引き締めているところです。

 ちなみに、プログラムⅡを始めてからは、普段、新聞や本などを読むときに、「音読」をしないように心がけています。特に新聞は、記事によってはざっと目を通すだけで良かったりするので、倍速読書の練習にしています。難解な時事用語が並んでいたりするので、なかなか歯ごたえもあっておもしろいですね。
 あと、本もよく読むようになりました。大雑把に読むというスキルが身についてきたので、読むことへの抵抗感がなくなってきたように思います。

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【実録奮戦記「速読」Part 2】BTRメソッド

 今回もサラリーマンの学び舎との連動記事です。
 ユーキャンで速読の通信講座を始めたんですが、今回はその速読講座についてです。



 さて、この速読講座。「BTRメソッド」というんですが、これはBasic Training Readers method(読書をする人のための基礎トレーニング法)という意味で、実はぜんぜん特殊な技術じゃなかったりするんです。
 具体的には3段階のトレーニング方法がありまして、これは以下の通り。

1.認知視野の拡大
2.読書内容への集中
3.読書トレーニング

 「認知視野」というのは、文字を認識できる視野のこと。これを広げる「筋トレ」ようなトレーニングが、まず基礎としてあるわけです。
 それから、認識した文字情報を素早く理解していくためのトレーニングが、「読書内容への集中」。
 そして、実際の読書での実践トレーニングが、「読書トレーニング」です。これには、具体的には例えば「倍速読書トレーニング」というものがありまして、これは1分ごとに読書スピードを強制的に2倍、4倍と上げていくものです。
 つまりこれは、
「突然1万字が読めるようになる」
 というような「特殊な技術」を目指すものではなく、読書をするのに必要な基礎的な技術をひとつひとつ地道にトレーニングしていき、
「2倍、4倍と少しずつ速い読書スピードに慣れていこう」
 というものなわけです。
 なるほど、これなら何とか出来そうな気がします。

 教材は、まずCDが4枚。すべてのトレーニングはこのCDの指示に従って行います。
 「トレーニングシート」が8枚。これは、「認知視野の拡大」のために使うものです。
 それから、トレーニングテキストが8冊。
 以上がメインのものになりまして、これらに加えて導入用のビデオ、マンガ版の導入ガイド、記録帳、ガイドブック、トレーニングの進め方、進度確認テスト、トレーニング用の書籍(小説)が3冊です。
 なかなかのボリュームで、ダンボールにこれらが詰まったものが届いたときには、さすがに驚きました。

 さて、通信講座のカリキュラムは、プログラム0、プログラムⅠ~プログラムⅣまで。全55回、総計時間49時間です。
 間隔を空けずに、できるだけ続けてトレーニングをしていくことがコツだとのこと。
 とにかく頑張って地道に続けてみたいと思います。

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参院選・期日前投票に行ってきました

 異様な猛暑が続いていますが、本日、参院選の投票に行ってきました。
 仕事柄(不動産業)日曜日が休めないので、選挙はいつも平日の休暇日に不在者投票をしているのですが、今回から「不在者投票」ではなく、「期日前投票」という新しい制度に変わったというのを、皆さんご存知だったでしょうか?

期日前投票制度のメリット
○ 選挙人に対するメリット
選挙期日前の投票であっても、選挙期日における投票と同じく、投票用紙を直接投票箱に入れることができ、投票用紙を内封筒及び外封筒に入れ、外封筒に署名するという手続が不要となるので、投票がしやすくなります。
総務省>期日前投票制度の概要・メリットより

 それほどたいした違いではないんですけど、多少のこととはいえ手軽になったということは間違いのないことでして、まあ、結構なことなんじゃないでしょうか。

260万人が期日前投票 前回より8%増加
 総務省は6日、参院選の公示翌日の先月25日から今月4日までの全国の期日前投票者(選挙区)が260万4009人に上ったと発表した。
Yahoo!ニュース - 政治 - 共同通信より

 投票者数も順調に伸びてきているようで、これまた喜ばしい限りです。
 選挙というものは民主主義の正に根幹をなす制度でして、わたしたちの祖先が苦心をして築き上げたものです。有権者はそのことの意義を十分に噛みしめて、みだりに棄権をするのでなく、投票場に足を運んでいただきたいと思います。

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2004.07.07

【学びのススメ】一般教養のこと、”学び”全般のこと

 皆さん、こんにちは。”学び舎”委員長のROGです。
 今回は、わたしの運営していますウェブサイト、サラリーマンの学び舎との連動記事です。


「円高・ドル安」の意味って本当に分かっていますか?
 新聞に書いてあることって全部理解できますか?
 子供の頃、
「きっと大人になったら分かるんだろうな」
 と思っていたこと。
 大人になった今、あなたは本当に分かっているのでしょうか?

 世の中、知っていることよりも知らないことの方が多いものです。
 とりわけ、政治や経済、社会全般といった一般教養を、わたしたちは驚くほど知らなかったりします。
 かくいうわたしもまったく知らないことだらけでした。
 きっかけは、行政書士試験の一般教養でした。

 わたしも人並みにテレビのニュースぐらいは見たりしていました。
 しかしながら、テレビのニュース番組というものは(視聴率が稼げるように)、誰にでもおもしろく、わかりやすく作ってあります。ですから、何でも分かったような気になります。変な疑問は残りません。
 これが、実際のところ、どこまで分かっているものなのか。
 試しに新聞を一面から順に読んでいってみてください。
 記事に書かれていることは、基本的にテレビで見ているニュースと変わりはないはずです。
 しかし、そこに書かれていること。一語一語の語意から内容やその背景、本当に分かりますか?
 わたしは、あまりにも分かっていない自分に愕然としました。
 自分や自分の生活を取り巻く社会のこと。その仕組みや成り立ち。政治や経済。
 自分が享受しているこの文明。その仕組みや成り立ち。文化。
 わたしは日々の自分の生活にまつわること以外、世の中のことを本質的な部分ではほとんど何も分かっていなかったのです。
 まったく情けない話ですが、経済学部を卒業しているというのに、経済の基本的な仕組み。通貨、物価、株価と景気との相関関係など、まるで分かっていませんでした。

「おれは今まで何をやってきたのか…!」
 わたしは、己の愚かさを呪いました。
 しかし、いじけていても始まりません。
 知らないのならば、知ればいい。
 分かってないのならば、分かればいいわけです。
 考えてみれば、大学入試以来、大学時代も含めて、わたしは勉強らしい勉強はろくにしてきませんでした。
 勉強をしていないのだから、知らないのは当たり前だったのです。
 一般教養は、大人になれば自動的に身につくというようなものではなく、学んでこそ、はじめて身につけることができる。
 勉強は子供だけがするものではないのです。
 わたしは、さっそく日々の勉強に取り組むことにしました。

 実録・奮戦記「一般教養」

 日々社会は変動していますから、新たに知るべきことも尽きませんし、まだまだ基本的なことの勉強も不足しているところも多いとは思いますが、それでも2年もやっていますと、自分自身、ずいぶんと意識が変わってきたような実感があります。
 近年、子供の学力低下が叫ばれていますが、わたしは、まず大人が率先して学ぶべきだと思います。
 ”学び”とは、豊かな知恵と知識を養うこと。
 人間としての豊かさ、幸福に欠くことのできないもの。
 サラリーマン諸氏に、また、すべての人に、わたしは”学び”をおすすめします。

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